物理量の単位で初めに決められたのは「長さ」だった。

メジャー

人が必要とするあらゆるものを自分で入手した時代から、共同作業、交換による分業の時代へ変化すると、「力」としてのエネルギー量や「効率」としての時間が度量衡に口出しするようになりました。
健康な牛馬、よく働く奴隷(戦後の敵国人)を欲し始めました。

これらは、「交換」の対象となり始めたので、「値踏み」の必要が生まれます。
こういった「量」には時間が要素に組み込まれなければなりません。ほとんどの場合、分母に時間を入れて新たな単位系が作り出されました。
これにより、「速さ(速度)」、「何人力(馬力)」、「何人ぶち(食料の量)(燃費)(効率)」等がその品のスペックを示すことになります。

現代では、無数と言えるほどの「単位」が存在します。時代が必要とすればさらに増えるでしょう。
国際化、無国籍化が進む一方ですから、これらすべてに正確な統一基準が必要となります。

「単位」の基本中の基本は、まず、距離、長さでした。これの統一に成功することにより「質量」、「体積」の基準を定かにすることができます。
現在の世界標準は「メートル法」ですが、その呼び名が長さの単位であるメートルとなった理由は、まさに、まず長さからだったからです。

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この基準には、人体部位を取り入れませんでした。基準に選ばれたのは「地球」です。その他に「水」が使用されました。
現在の世界基準と申しましたが、この二つが基準であったのは昔のことです。現在は違います。

まず、「長さ」をやっつけましょう。

メートル法での長さは、地球の子午線(経度線)の長が基準でした。緯度線を使用しなかったのは、地球の輪切りですから緯度によって長さが違うからです。
子午線の4分の1つまり、地球縦割りの水平カットである90°地表の距離の1万分の1を1kmとされました。

この時は実際にその距離を測ったのではなく、フランスの「ダンケルク市(パリではありません。)」からスペインのバルセロナまでの距離を三角測量で求め、
定義通り北極点から赤道までの距離を割り出しました。ですから、この時点では、計算上地球の縦一周はジャスト4万キロメートルでした。

赤道は少し大きいことは知られていました。地球自転による遠心力で広がっているからです。光は地球を1秒間に7周り半する。
と習いましたが、ほぼ、そのとおりです。光速は秒速30万kmに僅かに足りない程度だからです。

現在の国際的度量衡にあたるものは、「国際単位系」といいます。「SI」と呼ばれています。これは、発祥がフランスであったため、フランス語の頭文字です。